BLACK CAT 」。藤原啓治は僕がいつか新ルパンをプロデュースするときのルパン役に内定してるんで、これ以上使い減りしてほしくないんだけど、まいっか、ルパンから次元に回せばいい話だし。本編との落差が物凄い ED は吉松の脱力テイストがとってもステキですた。本編もこっちのノリにしてくれたら喜んで見るのに。ええと、アンチの人がアンチ騒ぎするほど痛くもなかったしオサレなんて微塵も感じなかったけどこれホントにアンチの多い原作なんですか。これくらいなら俺余裕で見れちゃうよ。

苺ましまろ」。先週から見始めましたがなんですか先週今週と続けざまにこのハイレヴェルっぷりは。池端、神戸揃ってレギュラー演出じゃん……。 TBS アニメに偏見持ってないで素直に見ておけばよかった。 DVD 借りてこよう。佐藤卓哉NieA_7 の印象しかなくて、で僕はアニメのニアはいかがなものかという立場だから、いきおい甘く見てたことは否めない。でも心を入れ替えよう。あのアイキャッチできる奴を僕が無視できるわけがない。今日のはオナラから顔像のとこの一連のつなぎが音の使い方含めてもう完璧。死ぬほど笑った。

「舞 - 乙 HiME 」。メイドでお姉さまで全寮制でパブリックスクールで現代〜未来文明が失われしロストテクノロジーな中世ファンタジーで議会で王制で召還して百合で武装錬金してオンナノコバトルしてと節操のないことこの上ないのですが、まあ結局そういうのが嫌いじゃないのよね。初回の充実度という点では前作が勝るけど(あんときはこれで 10 年戦えると思ったんだけどなあ……)、総体的な好きっぷりはこっちになりそうだというか普通にやったらヒメを下回るほうが難しいわな。スタッフ変わってないみたいだからその至難の業をあっさりクリアしてきそうという不安はないでもないが、 ED の素晴らしさはそうした不安を補って余りある。これ '80 年代のサンライズアニメの ED ですよ。満天の星空をアリカが駆けてるだけなんだけど、それだけなのに本気で感動モン。「星空の Believe 」のファが完全な横構図に対して、「乙女は DO MY BEST でしょ?」のアリカがちょいローアングル気味に後ろから描かれている点にここ 20 年のアニメ史を紐解くヒントが秘められているように思ったというのはもちろん口から出任せです。

SoltyRei 」。心に傷を負った中年とナゾアリピュアガールのオッサンミーツガールなんだから懐かしさを感じても不思議じゃないのにそうならないのは最近そういうの見てなかったからかえって新鮮の法則か。いやさすがに新鮮ではないけどね。声優話するには新番組ではいちばん向いてる題材っぽいです。印象としてはガルフォースだのバブルガムだのいうよりは KURAU に近くて、つまり、昔は少女漫画かアニメ誌の親戚みたいな雑誌でしか許されなかった同人創作の商業化、というと誤解を招きそうだけど、要するにある意味理想かもしれない作家主義作品がアニメで成立するんだから、たとえ租造乱造されていようと破綻寸前のバブル状態であろうと、現在ってのはアニメにとって良い時代なんだと思います。